事務職に興味があるけれど、「未経験だから無理かも」「パソコンスキルがないと難しいのでは?」と感じていませんか?
実は私もその一人でした。フルタイムでの立ち仕事が体力的にきつくなり「座りながら働ける仕事っていいな」とシンプルに思ったからです。
最初の転職で未経験事務に応募した当初は「私にできるのかな?」という不安がありました。
当時持っていたパソコンスキルは「インターネット検索」と、高校の授業で習得した「ワープロ検定3級」の資格のみ。
パソコンも持っておらず、他に全く自信がないため、応募する他の事務経験者と比べて劣っている気がしていたのです。
とどのつまり、できるのは「入力」のみ。未経験歓迎って本当。。?
そんな不安をよそに転職は無事に成功し、未経験での事務職採用が決まりました。いざ入社してみると、もう一人同期が!
嬉しかった半面、事務職経験者と聞いたとたんに見えないプレッシャーを感じたのを今でも鮮明に覚えています。
私だけ仕事できなかったらどうしよう。。。!
初めての職種は誰もが不安に思うもの。事務職の場合は、特にパソコンスキルがないと不安をもつ方も多いと思いますが、結論から言えば、応募条件さえ満たしていれば、最低限のタイピングとインターネット検索ができればOK!未経験でも全く問題ありません。
この記事では、私自身の体験を通して、事務職が未経験でも挑戦できる理由と、最低限必要なパソコンスキルについてお伝えします。
- 40代事務職のニーズ
- 事務職で必要な最低限のパソコンスキル
40代からでも未経験で事務職になれる?
40代から未経験で事務職を始めるのは確かに勇気がいりますが、実際に多くの方が40代で未経験から事務職に転職しています。
40代で事務職に挑戦する方は、これまでの仕事や生活の中で培ったコミュニケーションスキルや、柔軟な対応力が大きな武器になります。
特に、家事や子育ての経験がある方は、マルチタスクや段取り力が高く評価されることが多いです。
40代は、会社にとっても非常に貴重な世代です。子供がある程度成長し、ライフステージが安定しているため、長く勤めてくれる事が多く重宝される世代です。
私自身も実際に40代未経験の方が採用され、職場で活躍しているケースをたくさん見てきました。
私の勤めていた会社では、長く勤めてもらいたい総務・経理は40代、吸収力が必要な営業事務は20代が積極的に採用されていました。会社の方針もそうですが、採用部署によっても違ったニーズがあります。
パソコンスキルがなくても事務職OKな3つの理由
事務職に挑戦してみたいけれど、「未経験だから」「パソコンスキルがないと難しい」と感じている方も多いと思います。
しかし、実際に未経験で募集している場合は、パソコンスキルがなくてもOKな理由があります。ここでは、私の経験をもとにパソコンスキルがなくても事務職ができる3つの理由をお伝えします。
充実した社内システム
私が初めて事務職に就いたのは、今から20年ほど前。
業務の大部分が社内の独自システムを使ったデータ入力がメインで、ExcelやWordを使う機会はごくわずかでした。
そこから時を経て、3社での事務職を経験しましたが、ほとんどの企業で社内システムが充実しており、基本的なタイピングやインターネット検索ができれば一般的な事務職に十分対応できます。
なので初めから複雑なパソコンスキルを求められることは少なく、多くの作業はデータ入力するだけで済むため、高度なパソコンスキルは必要とされていません。
私の経験上、利用する機会が一番多いのがExcelですが、そのほとんどが既に完成されているテンプレートへの入力になります。入力さえできれば最初から完璧なスキルを求められることはありません。
また、大企業ほど業務が自動化・細分化されていてマニュアルがあり、覚える事は少ないイメージですが、小規模の会社ほどマニュアルや十分な研修がなく、広い範囲でパソコンスキルを求められる事があります。
一般業務にパソコンスキルが「求められる」というよりも、業務改善する場合にパソコンスキルが必要なケースが多いです。
一般的なパソコンスキルは経験を積んでからでもOK
ExcelやWord、PowerPointなどのスキルは、入社後に業務を通じて少しずつ学べば問題ありません。
スキルがあるのに越したことはありませんが、最初から専門的なスキルを完璧に持っている必要はないのです。
Excelなどのオフィス系ソフトは、業務に慣れて色々な仕事を任されるようになってから必然的に必要になるスキルで、入社後の習得でも問題ありません。
とは言え、WordやExcelの使い方を一から指導してくれる会社は少なく、業務に慣れていく中で必要なスキルを徐々に習得していく事になります。
わからない事は先輩に聞くのはもちろんですが、将来的に自分のスキルでは業務に追いつかないと感じたら、パソコン教室に通ったり、書籍から学ぶことも重要です。
今はYouTubeやネットなどの無料の情報も充実しているので、新しいスキルを自ら学びながら成長するマインドは常に整えておくことは大事です。
わからない事を自分で調べる習慣をつけておけば、その後の成長で差が出ます。もちろん他の人との「スキルの差別化」ができるので、次回の転職時などは採用面で有利に運びます。
コミュニケーションスキルが重視される場合も
事務職では、パソコンスキルと同じくらいコミュニケーションスキルが重要視されることが多いです。たとえば、電話対応や来客応対といった業務も、事務職の大切なスキルです。
特に、社内外との調整業務では、柔軟に対応しながら円滑なコミュニケーションを図ることが求められます。
社内での調整役としてコミュニケーションが得意な人は、パソコンスキルに自信がなくても業務をスムーズに進める事ができます。
こうしたコミュニケーション能力は、事務職においてパソコンスキル以上に評価される場面が多く、未経験でも事務職で問題ないとされる1番の理由になるのです。
パソコンスキルが重視されるのはこんな場合
初めからパソコンスキルが重視されるのは、はっきりと応募条件に記載がある場合のみです。
経験者が欲しい企業は初めからその旨記載して募集をかけているので、応募条件に「基本的なPC操作」と書いてあれば、ほとんどの企業では、基本的な操作さえできれば十分です。
最初からすべてを完璧にこなそうとする必要はなく、少しずつスキルを伸ばしていく姿勢が大切です。
基本的な操作=入力と検索でOK!
まとめ
40代未経験からでも事務職に挑戦することは、決して無理ではありません。むしろ、これまでの経験が武器になり、企業にとっても大きな強みとなるのです。
基本的なパソコンスキルは、任される業務に合わせて徐々に習得していけば十分です。
まずは、コミュニケーション力や柔軟な対応力に自信がある方は、それを活かして挑戦してみてください。
- パソコンスキルがなくてもOK:基本的なタイピングやインターネット検索さえできればOK!
- 経験を積んでから学べる:一般的なパソコンスキル(Excel、Word、PowerPoint)は、入社後に状況に応じて徐々に学びながら習得すれば問題なし!
- 努力の姿勢は大事:スキルが不足していても、成長しようとする姿勢が最も評価されるポイント!
大事なのは完璧を目指すのではなく、学び続ける姿勢です。焦らず、一歩一歩成長していけば、未経験、40代からの事務職でも全く問題ありません!
事務未経験スタートでも読んでおけば理解度アップ!